新卒一括採用はなぜなくならないのか? Yahooニュースより
仕事のミスマッチ、職場のミスマッチ、スキルを磨きたいけどやり方がわからない、キャリアをあげたいけど、やり方がわからない
そんな貴方の強い味方、プロのサラリーマン育成所 所長の阿部です。
本日もYahooニュースから1つ、人事関連のニュースをお届けして、わたくしの私見を述べていきたいと思います。
本日のニュースはこちら!
新卒一括採用はなぜなくならないのか?
またもやプレジデントさんの記事です。
いやー、さすがプレジデント。この記事、
んー、すごくイイ!
一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授 小野 浩先生、 増田忠英先生が編集なさっているようなんですけど、
過去から現代までの企業の変遷や、今後の在り方まで非常にわかりやすく纏まってます。
是非、ご一読頂きたい!
要約しようにも、非常に上手い書き方、伝え方なので纏められないような文章校正なのですが、ピックアップしたいところは、
・日本では「内部労働市場」が発展
・企業組織は、職務別の各部署によって構成され、下から一般社員・管理職・役員・社長といった階層に分かれています。長期雇用を前提とした日本企業は、各職務・階層の人材を内部で育成し、内部で調達する組織です。社員はさまざまな部署と仕事のローテーションを通じて、スパイラル状に昇進していきます。これが内部労働市場です。
・一方、米国などでは、各職務・階層の人材を外部から調達する「外部労働市場」が主流。
これなんですね。
で、それぞれの特性はというと、
・外部労働市場では、どの会社でも通用する「一般能力」が求められます。それに対して内部労働市場では、その企業の中のみで通用する「企業特殊能力」が求められます。
はしょりますが、結論としては
日本の新卒採用の状況が今後、著しく変わることはないと思われます。
とはいえ、米国のように離職率が非常に高く、労働市場の流動化が激しい状態が理想的かといえば、そんなことはありません。最適なポイントが、日本と米国の間のどこかにあるはずです。
最後に、
日本的雇用慣行が成立した時代、日本企業の理想の人材像は、会社に100%コミットして、いつでも働いてくれる日本人男性でした。しかし、これから人材不足がさらに深刻化する中で、女性や外国人、高齢者など、多様な人材を活用していくためには、内部労働市場だけでなく、外部労働市場を活性化させていくことが必要です。
ということなんですね。
はしょったところも、根拠立てて話してくれているので、非常に分かりやすく、ウンウンと頷くことばかりです。
そこで、いつものように、わたくしの私見なのですが、
昨今の新卒離職は30%と言われています。
もうね、
日本的雇用慣行が成立した時代は終わっている
わけですね。
離職した新卒の30%が、次の会社に定着してくれればそれで良いですが、昨今では
新卒で入社した会社に定年までいると考えている人は63%
転職ありきで就職している人は36%
なわけです。
だからといって、単純に外部労働市場が日本に急速に浸透するとは、わたくしも思っておりません。
が、しかし!
ニュースにもあるように、
外部労働市場が活性化していく時代が来ている!
と、わたくしも思うのです。
一つの会社で40年、勤め上げるということはスゴイことであり、素晴らしいことだと、わたくしも思います。
でもそれは、内部労度市場が破たんした時、例えば倒産やリストラに会った時、内部でいくら出来る人材でも、他の会社の内部の人や外部労働市場の人たちと戦って勝ち残って行かなければゴハンが食べられなくなるわけです。
どの会社でも通用する「一般能力」
を常日頃から身に着けていく努力をすることが、大事な時代だと思います。
以上、プロのサラリーマン育成所 所長の阿部でした!
ご意見、ご質問、お待ちしております!
pro.salarymen@gmail.com