【緊急特番】日本版ホワイトカラーエグゼンプション 導入前夜
仕事が合わない、会社が合わない、スキルを磨きたい、キャリアを上げたい!
そんな貴方の強い味方
プロのサラリーマン育成所 所長の阿部です。
今日は、本日の日経本誌一面に掲載されていた
日本版ホワイトカラーエグゼンプション
とは何か?
また
導入されることで我々サラリーマンに及ぼす影響は?
などを緊急特番として書いていきたいと思います。
そもそも、
ホワイトカラーエグゼンプションってなに?
って話なんだと思うんですが、
もともとは、米国で産まれた雇用制度なんですね。
なんとなくのイメージですけど、米国の人たちって
残業はしない
自分が与えられた範囲の仕事はキッチリやる
週末はホームパーティー
みたいな勝手なイメージをワタクシはっ持っていたんですけど、これって
アメリカの一般労働者
に対するイメージなんですね。
米国の公正労働基準法によると、週40時間を超える労働時間(残業時間)に対しては
割増率50%以上の割増賃金を支払うことを雇用者に課しています。
50%以上って凄いですよね。
日本でも法改正がなされて、残業に対する割増賃金は段階的に25%、50%などとなっていますが、米国では随分と昔から残業してもらうと
いきなり50%!
だったわけです。
そりゃあ、雇用する側からみたら、残業しないで、さっさと帰ってもらって、作業効率上げてもらった方が良いですよね。
だから、
米国のサラリーマンは残業しない
というイメージがついてしまったのではないかと思うわけです。
ですが米国でも、みんながみんな週40時間の労働では対応できない社会、経済になって行くわけです。
そんな時に取り入れたのが
ホワイトカラーエグゼンプション
なんですね。
要はですね、
特定の職種に関して、結構カネをもらってるヤツは週40時間以上働いても割増残業代払わなくても良いよ
という規則を取り入れたんです。
この特定の職種の人が、ホワイトカラー(事務系の仕事をする人の総称です。現場で仕事をする人はブルーカラーと呼ばれています)が多いので、White-collar exemption (ホワイトカラーを除く)という属名が付いているようです。
結構カネもらってるヤツは
と書きましたが、法律で定めるホワイトカラーエグゼンプションの最低報酬はそれほど高くないんですね。対象職種であっても、教員や法律、医療関連職種の場合には報酬の定めはないようですが、
管理業務や裁量的事務業務など、仕事を任されて責任持って仕事する管理職系などでも
1週間の給与を約50,000円以上
年収では約250百万円以上
(現在のレートでザックリ計算です)
ぐらいです。
金払うからシコタマ働けや!
と言えるほどの高給取りじゃない人も結構いるんでしょうね
ホントにザックリとした説明しか出来なくて申し訳ないのですが、ワタクシの本業ではないので、ザックリでご容赦下さい。
さて、一方で日本においても似たようなホワイトカラーエグゼンプションを導入しようとずっと動いていたんですね。
背景としては、
労働時間に対する対価ではなく
労働成果に対する対価
という雇用スタイルを導入すべきだということのようです。
日本の場合には
年収1075万円以上
特定の職種
のサラリーマンが今回のホワイトカラーエグゼンプションの対象になり得るようですね。
前置きと説明が長くなりました。
さて、日本版ホワイトカラーエグゼンプションに対する私見ですが、
実際の労働者には関係ないかな
と感じています。
確かに、法整備は必要ですけど、日本には労基法違反の会社はゴマンとあるわけで、
今更、後付けで制度載せたって、既にシコタマ働いる人には関係ない
と思ってしまうのです
サラリーマンとして稼ぎたかったら、シコタマ働くというのもアリですし、時間に縛られない働き方はアリですね、ワタクシ的には。
実際、ベンチャーなどでは年収1000万くらいで残業代なしでシコタマ働いている人はザラです。
なので、実務的には変わらない
と思うのですが、我々サラリーマンの心境はまたちょっと別で、
本当は残業代請求できるのに、会社のために無償ご奉仕のオレ、ステキ
べんチャーだからしょーがないよねー
と感じてた部分は結構あったのですが、ホワイトカラーエグゼンプション導入されると
無制限に働かされてる!
クッソやん!
という心境になるかなー。
そういった意味では、一応の法整備必要なのかな。
どちらにしても、今のワタクシは完全に管理職で365日24時間勤務と変わらない(実際の労働時間ではないですよ。精神的な従属の問題です)のですが、
やっと日本も実態に制度が追いつきつつあるのかなー
と感じます。
なんか、纏まりのない話でスミマセン
現在、3件のご相談が同時進行中!
まだまだ出来ます!
以上、仕事が合わない、会社が合わない、スキルを磨きたい、キャリアを上げたい!
そんな貴方の強い味方
プロのサラリーマン育成所 所長の阿部でした!