サラリーマン達のコンサルタント The Professional Salarymen

サラリーマン・ウーマンの悩みや不安を解消するブログ

経営者と会社員ではこんなにも考え方が違うのか?

今日もニュース記事を読みました。

 

記事の筆者さんは、経営コンサルタントの会社を経営なさっている方でした。

 

経営者と会社員では、こんなにも考え方が違うのか!

 

と驚愕しました。

 

サラリーマン・ウーマンの悩みや不安を解消する!

併せて転職16回。サラリーマン・ウーマン達のコンサルタント

The Professional Salarymen

略してプロサラの阿部です。

 

ワタクシ、記事を批判するようなことは、基本は書きたくないのですが、今日は批判的になってしまうかもしれません。

 

そう言った内容は読みたくないという方は読むのを遠慮下さい。

 

筆者さんの経営コンサルタント会社さんは、経営者を対象にしたコンサルタントを展開しており、社員さんもいらっしゃって、ご自身も会社経営をなさっている方なのでしょう。

 

そんな方が書かれた記事で、

 

いい学生が採れないと嘆く企業経営者はどのような対策を講じるべきなのか

 

という題目で書かれています。

 

仰る通りと感じるところも多分にあります。

しかしながら、共感出来ない部分も少なからずあったので、

 

筆者さんは経営者向けの記事として書かれた

 

と思うのですが、

 

ワタクシはサラリーマン・ウーマンの視点で

 

本記事に関する私見を書かせて頂きます。

 

 

1. 就職が楽な時代なんかない

まず最初に目についたのが、

 

“就職が楽な今、採用された学生は世間を甘く見がちなので、彼らはバブル採用の人々の悲哀も知っておいたほうがいいかもしれません。”

 

“就職が楽な今”

 

あくまで主観の記事でしょうが、実際に就職活動している学生さんが読んだらどう思われるか...

 

自分の興味がある、希望する業種・職種の会社から内定を取って働けるようになるため、学生さんは日々勉強し、面接対応の勉強もし、多くの会社を訪問し、日夜努力を続けているものと、ワタクシは推察しています。

 

それを、”就職が楽な今“と一言で論じるには如何なものか、と感じずには言われませんでした。

 

たしかに、ワタクシも就職氷河期と言われた時代に就職活動をした一人として、自分の時代に比べれば...と思うこともありますが、それは時代の問題であって、”就職が楽“という話ではない。あくまで、門戸を開いている企業が多いというだけで、やはり皆さん楽ではない就職活動を行なっているとワタクシは思ってしまうわけです。

 

 

2. 我々は原石を磨けるダイヤモンドであるべき

 

ただ、次に仰っている、

 

”採用した学生を「いかに磨くか」が重要“

 

は仰る通りだと思うんですね。

そして、続けて

 

”そこでビジネスマンに大切な基礎力である「思考力」と「行動力」を徹底的に磨く必要があります。“

 

その通りだと思います。

 

ワタクシのサラリーマンの師匠のお一人が仰ってました。

 

君たち若い衆はダイヤの原石だ。ダイヤの原石は磨かなければ光らない。でも、ダイヤモンドはダイヤモンドで磨かなければ磨けない。普通の石では磨けない、輝かせられない。だから我々上司、マネジメントをする側の人間は、君たちを磨けるようなダイヤモンドでいなくてはならない

 

当時も、この人スゲーなー

 

と思っていましたが、自分がマネジメントする立場になると、あらためてこの考え方、スタンスの凄さ、難しさを実感します。

 

ですから、我々サラリーマン・ウーマンは、相手や部下さんも磨けるように、自分自信がダイヤモンドでいなければならない

 

のだとワタクシは考えています。

そういった意味で、記事のこの部分には共感しました。

 

が!

 

次の文章を読んで、ワタクシは驚愕しました。

 

3. 良い仕事の定義

”そんな人材を見分けるためには、まず素直かどうかです。良い仕事の定義は3つあり、(1)お客さまが喜ぶこと、(2)働く周りが喜ぶこと、そして(3)工夫、です。これに対して「何でそんなことをやる必要があるのか」と、斜に構えるような学生は決して採用してはいけません。“

 

ここは、ワタクシと根本的に違う。

 

ワタクシが考えている、

 

良い仕事の定義とは、「会社に利益をもたらす仕事」

 

そして、これは我々サラリーマン・ウーマンの責務

 

です。会社は慈善事業じゃありません。会社は利益を出すために我々を雇用し、我々は労働力を提供する。利益をもたらす労働力の対価として、給料報酬を払ってくれる。

 

というのがプロサラの考えです。

 

記事で仰っている

(1)お客さまが喜ぶこと、(2)働く周りが喜ぶこと、そして(3)工夫

 

は、

 

「会社に利益をもたらす」ための手段でしかない!

 

手段は色々あると思うんです。会社に利益をもたらす方法は記事の3つ以外にもあるかもしれない。

 

そんな手段の話に対して、

 

“「何でそんなことをやる必要があるのか」と、斜に構えるような学生は決して採用してはいけません”

 

これはワタクシは、斜に構えているのではなく、純粋な真理を問う質問だと解釈します。

ワタクシのような考えと同じであれば、同じ利益をもたらす方法・手段に疑問を抱き、

 

なぜ、そうするのですか?

 

と質問してもおかしくない。

それをご自身で決めた定義だ、と一蹴するのはいかがなものかと。

 

なぜ、そうするのですか?という純粋な質問に対して、それが会社に利益をもたらすベストな方法であるとワタクシは考えているからであり、なぜそう考えているかと問われれば、長年の経営経験から、それがベストだと自分は考えている

 

と答えてあげれば学生さんも納得するのではないでしょうか。

 

4. あってはならないほどの違い

そして、最も驚愕だったのが、

 

”万一、そういう社員がすでにいるとすれば、それは採用の誤りですから、できるだけ早く辞めてもらうことです。“

 

いや、コレはダメです。

これはワタクシ的には絶対にダメ。

 

採用した社員に対して、採用すべきでなかったから、早く辞めてもらおう

 

なんて考え方をする会社で働けますか?働き続けられますか?

 

ワタクシの私見ですが、

 

そんな考えの経営者の会社で働いているなら、自分を正当に評価して働ける会社に転職すべきことをオススメします

 

我々はモノじゃない。失敗したから取り替えるなんて考え方を持たれたら、我々の人生がメチャクチャになってしまう。

 

到底、同意しかねる考えです。

 

経営コンサルタントの先生で、多くの企業を支えたり、指南したりしてきた実績は素晴らしいことだと、素直に敬服します。

 

が、我々サラリーマン・ウーマンとは考え、スタンスが違うな、と感じ、

 

だからこそ、我々プロサラのような存在が必要だ!

 

と、感じた記事でした。

 

経営者に不満がある方もご相談下さい。

 

coconala.com

 

今日もお読み頂きありがとうございました!

 

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