試用期間終了で解雇。泣き寝入り?どうするのが良いか。 Yahooニュース
最近の会社は、正社員の雇用契約書にも
3か月間は試用期間
と謳ってある会社が多いですね。
じゃあ、3か月間の試用期間って読んで字のごとく「お試し」だから、3か月たってクビになっちゃうのか?
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The Professional Salarymen
略してプロサラの阿部です。
今日のYahooニュースにこちらがありました。
本ニュースのタイトルは
正月返上で働いたのに、正社員採用を拒否……どうすればいいのでしょうか。
でした。
しかしながら、記事の内容を拝見すると、ワタクシにとっては
記事の趣旨はそこではない。
正月出勤は問題点の一つであって、問題の趣旨は、
試用期間終了で解雇されたこと
にあると思われます。
1. 試用期間終了で解雇された時との、法律上の考え方
さて、記事によりますと、題材になっている方は、
- ヘッドハンティングされて、10年間勤務したIT関連会社を辞め、美容関連会社に転職。年収200万円アップ
- 入社して驚いたのは、10人くらいでやらなければならない業務を、たった1人で回さなくてはいけないこと
- 給料が上がったので、早朝から深夜まで、休日も返上して働いた
- 試用期間は半年で、この間を無難に過ごせればいいと思い、お正月も返上して仕事をた。誰もいない元旦のオフィスで凍えながら仕事をした。
さて、こんな状況で会社側は、
勤務開始から半年、突然、社長に呼び出され、人事担当の役員から“試用期間満了による雇用契約終了通知”という書面を渡され、一方的に解雇を言い渡されました。 理由は、私の勤務態度が悪い。
さて、貴方ならどうしますか?
いくつか申し上げたいことはありますが、先ずは最後の「解雇」のところからいきましょう。
記事中で弁護士さんも言っていますが、
試用期間って、お試し期間だと勘違いがいして、お試しで合わなかったら雇用しなくても良いと思ってる、社長もサラリーマン・ウーマンもいますけど違いますからね。
試用期間中でも入社して14日を超えると、労働基準法上の解雇予告の手続きが必要になります。
試用期間を設定しようとしまいと、無期限の雇用契約(一般的な正社員と呼ばれるもの)を締結したのであれば、
客観的に合理的な理由が存在し、社会通念上相当として認められなければ解雇はできない
これが前提です。
2. 試用期間終了で解雇された時の現実的な対応方法
ここからは現実問題です。
じゃあ、試用期間が終わる時に解雇を言い渡されたらどうするか?
会社の状況や、その人の価値観にもよりますが、
最もやっちゃいけないのが「わかりました」って泣き寝入り
ですね。どうせ辞めることになるなら、次を見据えて行動した方が良いですね。
あまり取れる手段は多くはないのですが、
- 解雇予告手当を取りに行く
- なだめ、すかし、取り入って、なんとか雇用を継続してもらい、その間に転職活動する
- 労基署や弁護士に入ってもらって、雇用継続をしてもらいつつ、転職活動する(弁護士は高いですけどね)
会社は解雇したいだけの理由があるのですから、長期でそのようなクソの会社に留まる必要性があるかは、ご自分でもう一度考えた方が良いですね。それでも留まる理由があるなら、それはそれで結構。
3. そんなクソ会社に転職しないために
さて、次にこの方は
なぜ、こんなクソのような会社に転職してしまったのか?
今回、この方は就労環境が悪かったことは問題にしていないので、多分、管理職待遇で入社された方なのでしょう。
なので、我々一般のサラリーマン・ウーマンが転職する参考としては
入社前の確認を怠ってはならない
ということですね。
どんな条件、どんな就労環境であるかは、事前に確認出来たはずなのにしなかった。10人のオペレーションを1人でやるとか、誰もいない正月の事務所で一人凍えながら仕事するとか。
そういった仕事が苦にならない方は良いですが、こういった確認不足から
転職のミスマッチが起こることは往々にしてあります。
そんな確認、面接中に出来るわけないじゃん。そんな質問したら、面接落ちちゃうよ。
そうですね。面接で聞くには限界がありますね。
だから、確認するのは
内定後、辞表提出前
ですね。候補者が全員居なくなって、会社側が自分しか選択肢が一旦なくなった時、初めて我々が有利な立場になります。
このタイミングで聞きづらかったことを確認しましょう。
転職する際の前提は、
プロサラ格言
基2. 会社はウソをつく!
です!
転職も、ご相談下さい。
今日もお読み頂きありがとうございました!
以上、
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略してプロサラの阿部でした!