サラリーマン達のコンサルタント The Professional Salarymen

サラリーマン・ウーマンの悩みや不安を解消するブログ

転職、就職したら3年は辞めない方が良いってホント?

日本で呪縛のように語り継がれる

 

石の上にも三年

 

という言葉。

プライベートな生活の中だけではなく、会社の中でも、

 

3年続ければ

 

と言われたことがある方は相当数いらっしゃるのではないでしょうか。

 

では、転職や就職をして、上司や社長から

 

辛くても3年は続けないと一人前にならない

 

とか

 

3年は続けないと次の転職は難しいよ

 

と言われることもあります。

ワタクシもありました。

 

では、

 

ホントに転職して3年は辞めずに続けないと、なにか悲惨なことが起こるのか?

 

実体験も踏まえてお話しします。

 

サラリーマン・ウーマンの悩みや不安を解消する!

併せて転職16回。サラリーマン・ウーマン達のコンサルタント

The Professional Salarymen

略してプロサラの阿部です。

 

 

 

1. 転職して1ヶ月目

 

ワタクシの実体験です。

 

ある企業に、転職をしました。

32歳くらいの頃だったと思います。そこは、急成長を続けている会社でした。

 

そこには専門の経理屋がおらず、副社長が経理を兼務しており、これから屋台骨を支えて経理屋を雇いたいとのことでした。

 

ワタクシは血気盛んに

 

成り上がる、スキルを磨いてキャリアを上げる!

 

と息巻いていた時期で、副社長と面接をした時も、副社長が話してくれた今後の事業構想やそこに携わっていく自分の姿を思い浮かべて、頂戴した内定を受諾し、転職しました。

 

入社して初日、組織頭上の上席になる部長に

 

じゃあ、阿部さんは現金出納をメインに仕事をして下さい。請求書とかも来ますから、

 

請求書を会計ソフトに打ち込んでもらって、伝票のデータを副社長に送って下さい。

 

と言われたんですね。

 

その時はわかりました、とだけ告げて仕事を始めました。

 

しかし、来る日も来る日も現金出納と請求書入力だけ。

しかも、試算表を見ることも出来ない。

 

1ヶ月経って、シビレを切らし、部長にお話ししました。

 

「転職の面接の時に、経理関連の仕事は幅広くお任せ頂けると伺って、当社にお世話になることを決めましたが、

 

今のところ現金出納と請求書入力しかやっておりません。

ほかに売上関係の帳簿も出来ますし、試算表を見る権限も頂ければ、財務分析もかけて、営業戦略の資料も作れます。

もっと仕事させて頂けませんか?」

 

これに対する部長のお返事は

 

「今のところ、今のままで結構です。今の仕事を続けて下さい。」

 

....

.....。

 

わ、わかりました

 

とだけ伝えました。

 

もう頭の中は

 

なんだなんだ、なんで仕事させてもらえないんだ?言ってたことと違うじゃないか!

 

そうです。

 

完ぺきなる仕事のミスマッチ

 

が起きました。

 

 

2. 転職して2ヶ月目

 

ある先輩に、状況を相談しました。

先輩も転職経験がありました。

 

先輩は

 

「あー、なるほど。でもさ、もっと続けれてれば色んな仕事を任せてくれるんじゃない?」

 

石の上にも三年って言うじゃん!

 

そっか...。そういうもんかな。

確かにオレも前々社には4年いて、次がすんなり決まったもんな...

 

と、考え直しました。

 

 

3. 転職して3ヶ月目

 

悶々としながらも、ルーチンワークをこなす日々。

ある事件が起きました。

広報の女性が仕事でミスったのですが、それに激昂した副社長が広報の女性に

 

雑誌を投げつけた!

 

雑誌は彼女の額にあたり、擦り傷が出来ました。

 

後日、副社長は彼女に謝罪してましたが、

 

ワタクシの中でも糸が切れた瞬間でした。

 

あー、この会社、ダメだは。

会社はこれからも成長していくかもしれないけど、オレはココでは働けん!

 

ここに3年いる?

ナイナイ!だったらもっとスキルやキャリアをあげられる会社で働く!

 

 

4. 転職して4ヶ月目

 

転職活動再開して何社か面接を受けていました。

 

その中にベンチャー企業があり、上場を目指して経理要員を集めているとのこと。

 

当時のワタクシは

 

上場ってナニ?

ナニするの?

 

くらいの知識と経験しかありませんでしたが、話を聞いてみると

 

なんだよ、むちゃくちゃ面白そうじゃないか!

 

ということで、面接でも想いを熱く語りました。

 

経理部長: なぜ、今の会社を辞めたいの?

 

まだ半年経ってないみたいだけど。

 

ワタクシ: 現金出納と伝票入力しかやらせて頂けません

 

経理部長: ウチの会社でナニがしたいの?

 

ワタクシ: たくさんのことを吸収して、御社のお役に立ちます。働きます。

 

経理部長: 上場準備は結構ハードだよ?

 

ワタクシ: 精一杯働かせて頂きます!

 

内定

 

 

5. 転職して5ヶ月目

 

転職してハヤ5ヶ月

 

手にしてるのは

 

退職願

 

部長を別室にお呼びして、

 

そっと退職願を出しながら

ワタクシ:「辞めさせて頂きます」

 

部長: なぜ?まだ入社して半年でしょ?

 

ワタクシ: 現金出納と請求書入力しかやらせて頂いてません。もっと色々な仕事をお任せ頂けると思ってました。そのお話しもさせて頂きました。ですが、ムリなようでしたので辞めさせて頂きます。

 

 

6. 転職して7ヶ月目

 

新しい職場に来ていました。

自分の経験したことのない仕事。経理部だけで上司が4人。皆さんエキスパート。

 

そこからの1年も激動でした。

 

ですが、

 

ものすごく見識が広がり、力がついた1年でした。

 

お陰で、ここにいた上司の一人からお誘いを受けてこの会社も1年で去ることになりましたが、

 

元の会社にいたらと思うとゾッとしますね。

 

7. まとめ

 

ワタクシ個人の感想にはなってしまいますが、

 

もし、3年は勤めないと転職が厳しいとお考えであれば、そんなことはない!

 

限られた時間をどこで、ナニに使うかの選択です。

 

キツくてもスキルをあげられるなら修行すべきかもしれない。

 

安易な転職はリスクが高くなりますが、

 

3年続けないと、という定説はあまり気にしなくて良い

 

と個人的にはおもっています。

 

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今日もお読み頂きありがとうございました!

 

以上、サラリーマン・ウーマンの悩みや不安を解消する!

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