サラリーマン達のコンサルタント The Professional Salarymen

サラリーマン・ウーマンの悩みや不安を解消するブログ

今日は20代、30代に向けたリストラの話をしよう。

今日のニュース記事にも、

 

リストラ

 

の記事がいくつか上がっていました。

 

購読者さんの中には、20代、30代のの方々もいて、

 

ふーん、大変だね!

 

くらいにしか思っていないかもしれない。

 

ですが、

 

決して、他人事ではない!

 

そもそも、ワタクシは45歳ですが、

 

リストラ

 

という言葉を始めて聞いたのが、学生時代の20歳くらいの時。

リストラやリエンジニアリングとい言葉がで始めましたが、まだ

 

リストラ = クビ

 

ではなく、不採算部門の再生という意味合いが強かった。

 

たった20年で、日本社会はリストラの嵐

 

そう。あなた達が40代、50代の時にはリストラ以上のインパクトを持つ脅威が我々サラリーマンを襲っているかもしれない。

 

そこまではいかなくとも、我々サラリーマン・ウーマンとは切っても切り離せない

 

リストラ

 

に対して、今、20代、30代のあなた方がどう向き合うべきか。

 

それは...

 

20代、30代に付加価値を付けられるかにかかっている!

 

サラリーマン・ウーマンの悩みや不安を解消する!

併せて転職16回。サラリーマン・ウーマン達のコンサルタント

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略してプロサラの阿部です。

 

 

 

 

1. AさんとBさんの話を見てみよう

AさんとBさんは同じ大学の同じゼミだった。2人ともメーカー志望で、

 

Aさんは電機メーカー

Bさんはビールメーカー

 

にそれぞれ就職した。

 

 

2. Aさんのケース

 

Aさんは電機メーカーに入社後、誰しも通る営業部に配属。

最初は先輩について取引先を回り、仕事を覚えていきました。

30歳の頃、人事異動の辞令が出ました。

 

異動先は広告部

 

初めての異動で戸惑うこともありましたが、そこでも先輩社員について広告のイロハを叩き込まれました。

 

35歳になって、また人事異動。

 

今度は九州支社の営業係長。

昇進です!

 

その頃にはAさんは結婚していて、奥さんもお子さん2人も連れての大移動。

 

家族全員で博多の街に超しました。

 

40歳になり、部下と一緒に営業先を回る日々。充実していました。

営業成績は、飛び抜けて良くはないが、悪くもない。

 

そんな40歳の時に、今度は大阪支社に転勤の辞令が出ました。

 

子供も大きくなってきて、学校や友達と離れ離れは不憫と思い、Aさんは単身赴任することを決めました。

 

なんと、大阪では営業課長に昇進しました!

 

部下さんたちが祝ってくれて、離れている家族も喜んでくれました。

会えるのは月に1、2日でしたが、それでも、子供達は元気に学校に通い、奥さんは専業主婦でAさんの元にたまにお掃除にも来てくれてました。

 

45歳。課長として部下をまとめながらも、自分も大口先には出向き、営業交渉をする日々。

ストレスもありますが、充実している。

 

そんなある日!

Aさんの会社のことが朝刊の一面に!

 

電機メーカー〇〇

不採算の製品から撤退

リストラ規模は3000人!

 

Aさんには寝耳に水でした。

 

そんな話、聞いたことないぞ!

しかも、この商品てオレの営業部の主力商品じゃないか!

 

会社に着くと、みな口にはしないが、空気が重い。

 

その日の朝、部長からメールが届いていた。

 

【緊急】

今日の13時から大阪営業部全員、大会議室に集まるように

以上

 

皆、ランチタイムになっても動きが鈍い。

でも、食っておくかと、コンビニに行き、いつもの唐揚げ弁当を買って、会社のコミニティースペースで流し込む。

 

味がしない。

砂を噛んでるようだ。

リストラはあるのか?

いや、社長は

「社員は人財だ。人は切らない」

と言っていると噂に聞いたことがある。

だからリストラはないと思う。

もし、あったって45歳のオレはまだ若い。家族もいる。

単身赴任しても頑張ってるオレを会社は切らないよな!

 

13時に大阪営業部全員が集まった。

 

前面のホワイトボードを背に、部長ともう1人...、あれは営業担当役員!

 

全員が揃ったところで、部長が立ち上がった。

 

部長: 忙しいところ集まってもらって申し訳ない。皆も今日の朝刊で知っていると思うが、これから会社の状況と方針を役員からご説明頂く。

 

役員: みんなも知っていると思うが、今日の朝刊の記事は事実だ。会社は厳しい状況に置かれている。そこで今回、不採算部門を縮小して、採算性の高い製品・部門に金と人を再配分することにした。

 

そこで、

 

45歳以上の社員に対して、早期退職制度も設けることにした。

 

詳細は後日45歳以上社員全員に通知するが、退職金が1.5倍くらいになる制度だ。

ぜひ、一考して欲しい。

 

部長: 何か質問は?

 

Aさん: 役員、早期退職は目標人数があるんですか?

 

役員: 会社はそのような施策に対しても目標はある

 

Aさん: それは何人なんですか?

 

役員: 全国の営業部門では200人だ

 

ザワザワザワ

 

Aさん: もし、応募者が200人に満たなかったら?

 

役員: 目標は必達だ。

 

Aさん: それは会社側から退職勧告することもあるということですか?

 

役員: その時の状況を踏まえて判断する。

いいか。我々経営陣も苦渋の決断なのだ。本来、苦楽を共にしてきた仲間をこのような状況に晒すのは本当に申し訳ないと思っている。だが

 

会社を存続させるためにはこれしかないんだ。

 

理解して欲しい。

 

部長: ほかに質問は?なければ解散。通常業務に戻ってくれ

 

...

......

ヤバイ...

本当にリストラだ...

45歳以上って...オレも入ってるじゃないか....

いま、会社辞めさせられたらどうなる?

子供たちの学校は?塾は?家は?

どこで働く?大阪?博多?

そもそも、仕事なんてあるのか?

40を超えると転職は厳しいと聞く。

オレに何ができる?

どうする...

どうする...?

 

 

3. Bさんのケース

 

Bさんも念願のビールメーカーに入社して、配属先は営業でした。

 

30歳になり、営業に仕事もかなり慣れ、後輩も出来、教えることにもやりがいを感じていました。

 

30歳になって、見聞を広めようと、色々な業界で働く30代の意見交換サークルに入りました。

 

色々な業界、業種の人たちの話が聞けてとても刺激的でした。

 

ほかの会社では、30代になると英語が必須で、昇進の条件にTOEICの点数が関係してくるとのこと。

 

Bさんは、英語が得意だったこともあり、自費で英語の勉強を始めました。

 

35歳になり、係長に昇進しました。

ですが、以前ほどのモチベーションが湧かない。

 

このままで良いのか。

もっとやりがいにある、自分にあった仕事があるんじゃないか

でも、オレは営業しか出来ないし...

 

そんなある日、いつもの様に営業先に向かう途中で、Bさんと同年代くらいのサラリーマンが外国人の方と英語で会話しているのを見かけました。

 

耳を傾けてみると...

 

ビジネスの話をしてるようです。

Bさんは5年間、コツコツと英語を続け、流暢とまではいかなくても、言っていることがある程度わかる、言いたいことが取り敢えず言える

 

くらいのレベルにはなっていました。

 

Bさんは、その光景と自分が英語がわかるようになっている現実を知って、

 

英語で営業しよう!

 

と思い立ちました。

 

会社に帰って、顧客リストの中に入っていない外資系の営業先や外国人が運営している店や会社をピックアップして、営業することにしました。

 

最初は慣れない英語で伝えたいこともなかなか伝えきれなかったのが、徐々に伝えられるようになり、相手の要求も聞き取れるようになり、徐々に成約出来るようになってきました。

 

40代のある日。

Bさんは、もっぱら外資系企業担当の営業課長になっていました。

 

ある取引先から、もちろん英語で

 

取引先: Bさん、1つ提案があるのですが?

 

Bさん: はい、何でしょう?

 

取引先: ぜひ、当社で働いてみませんか?お給料は今の1.5倍くらいにはなります。Bさんの英語力、交渉力を是非、当社で使って頂きたい

 

Bさん: ありがとうございます。せっかくのお申し出ですが、私は今の会社が好きで、特に不満もありません。ここまで育ててもらった恩もあります。なので、今は現社を辞める気はないんです。

 

取引先: そうですか。わかりました。もし、転職される時にはいつでも声を掛けて下さい。失望させないポストと待遇でお迎えします。

 

Bさん: ありがとうございます。

 

そんなBさんも45歳。外資系担当で数字も上げていたので、部長も視野に入れられるポジションです。

 

そんなある日。朝刊で、

 

ビールメーカー△△

販売不振でリストラか?

 

の見出し。

会社に行くと、13時から全員会議室にてミーティングを行うと部長からのメール。

 

13時になり、全員が揃ったところで、部長が立ち上がった。

部長: 忙しいところ集まってもらって申し訳ない。皆も今日の朝刊で知っていると思うが、これから会社の状況と方針を役員からご説明頂く。

役員: みんなも知っていると思うが、今日の朝刊の記事は事実だ。会社は厳しい状況に置かれている。そこで今回、不採算部門を縮小して、採算性の高い製品・部門に金と人を再配分することにした。

そこで、

45歳以上の社員に対して、早期退職制度も設けることにした。

詳細は後日45歳以上社員全員に通知するが、退職金が1.5倍くらいになる制度だ。

ぜひ、一考して欲しい

 

その後、誰かがなんか質問をしていたが、Bさんはほかのことを考えていた。

 

退職金、1.5倍か!

それをもらって例の取引先に転職できれば、

 

住宅ローンは終わるし、給料も上がる!

 

Bさんは会議が終わると、早速、例の取引先の社長にアポを取りました。

 

4. まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

同じような職種、規模の会社で働いていて、同じような20年後が会社で起こっても、

 

Aさんはリストラに不安

Bさんはリストラでハッピー

 

この違いは、

 

自分に付加価値を付けられたかどうか

 

これからの会社人生で、あなたの商品価値はあなたが自分自身で上げていかなければなりません。

 

20代、30代があなたに40代のサラリーマンとしての商品価値を左右するんです。

 

スキルの磨き方、キャリアの上げ方にお悩みの方もご相談下さい。

 

coconala.com

 

 

今日もお読み頂きありがとうございました!

 

以上、サラリーマン・ウーマンの悩みや不安を解消する!

併せて転職16回。

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略してプロサラの阿部でした!