サラリーマン達のコンサルタント The Professional Salarymen

サラリーマン・ウーマンの悩みや不安を解消するブログ

日立の社員もリストラ!?これからあなたに起こるかもしれない現実と対策

今日の新聞にもニュース記事にも掲載されていました。

 

日立でもリストラ

 

記事によると、

 

“日立製作所は2021年度をめどにグループ会社数を4割減らす検討に入った。現在800社超あるが、統合・再編を進め、500社程度に縮小する。海外進出を加速させた影響で肥大化したグループにメスを入れ、効率的な経営体制に刷新する“

 

さあ、この現実が意味するものは。

 

我々サラリーマン・ウーマンにどんな影響を及ぼすのか!

 

あらためて、リストラの現実をお話し、

 

今すべきことを、お伝えしましょう!

 

サラリーマン・ウーマンの悩みや不安を解消する!

併せて転職16回。サラリーマン・ウーマン達のコンサルタント

The Professional Salarymen

略してプロサラの阿部です。

 

 

 

1. 日立関連会社に勤めている、あなた

 

あなたは、日立の関連会社で主に現代日本でもヒットすれば安定した売上を取れる

 

炊飯器

 

に特化した炊飯器メーカーの

 

営業課長

 

日々、新商品である炊飯器を家電量販店や大手スーパーに営業しています。

 

そんなあなたは、

 

炊飯器に関しては、知識も経験も人並みならぬモノを持っているという自負がある

 

そんなあなたは、今日の朝刊を読んで驚きましたね?

 

日立製作所が関連会社を4割減らす

 

不安...

 

ウチの会社は日立グループの中でも中核だ。大丈夫だ。ウチの会社は吸収する方になっても、される側にはならない。

 

大丈夫だ...

 

そう、自分に言い聞かせて、新聞を閉じ、いつもの新聞を貯めておく箱の中に放り込んだ。

 

 

2. 報道の週明け月曜の朝

 

今回の報道があったのが土曜日だったこともあり、情報不足で不安な土日を過ごした。

 

普段なら、家族で週末に外食したり、自社製の炊飯器で炊いた、しかも熟知しているためにこだわりのコメの研ぎ方、水に浸す時間も考慮し、この炊飯器に一番あう茨城県産のコシヒカリを、ツヤッツヤに炊き上げて、家族全員で頬張る夕食になるはずなのに、

 

どうしても会社のこと、今後のことが不安で、自分でコメを研ぐ気にもなれない。

 

そんなモヤモヤした週末が終わり、いつもの月曜の朝。

 

気分は晴れないけども、身体は勝手に動く。

 

いつもの時間に起き、いつもの時間に、愛着のある炊飯器で炊いてもらったいつもの茶碗1膳に卵焼きと味噌汁。

 

やはり、美味い。ウチの炊飯器は最高だ!こんな炊飯器を作っているウチの会社がなくなるなんてことはない!こんな炊飯器を売っている自分の仕事がなくなるなんてことはない!

 

ウチは日立グループの中の中堅でも大きい方だ。

大丈夫。

なくなったり、リストラされることなんてない!

 

日立グループだぞ?

全く、報道の人はなにもわかってない!

 

そう自分に言い聞かせながら、食事を終え、

 

行ってきます

 

いつもの時間に家を出て、会社まで1時間の道のりを、いつものように満員電車に揺られて、会社へ。

 

 

3. 会社に到着

 

いつもの電車が、いつものように遅延して、会社に早く着きたいのに、10分ほどいつもよりは遅れてしまった

 

まあ、いい

 

良くあることだし、始業までには十分時間がある。

 

いつものように

 

おはようございまーす

 

と営業部の扉を開けると、

 

雰囲気が違うことが肌でわかる

みんな失意と不安の状況を浮かべている

 

部下A: ○○さん、新聞、読みました?

 

あなた: ああ、土曜の朝刊だろ?読んだよ。あんなのさー、日立グループの中でも小さい部品工場とかの話だろ?ウチには関係ないだろー

 

部下A: そうですよね!ウチは大丈夫ですよね!

 

あなた: そりゃあそうさ!ウチは何処にも負けない炊飯器作ってんだぞ!

 

そう言って、自分のデスクに座り、今日のスケジュールを確認。

メールをチェックして、早速

 

営業開始!

 

仕事をしてると、土曜の報道が嘘だったかのように、

 

今日もいつもの日常だ

営業先を訪問し、新商品の説明をし、お客様からのクレームを吸い上げ、それでも置いて頂けるように粘り強く交渉する。

 

いつもの営業だ。

ウチは大丈夫だ。

 

最後の営業先でも特にトラブルなく、16時に帰社。

 

今日の営業をまとめて、頂いた注文の発注書を切って、17:30。

 

少し飲んで帰りたいところだが、今日はまだ月曜だし、早く帰るか!

 

お先ー

 

と早々に会社を出て帰宅。

 

晩酌も終えて、こだわりの炊飯器で炊いたいつものツヤツヤのコメで締める

 

んー、至極!

 

 

4. 1週間後の月曜の朝

 

報道から1週間。

本当に何もなく、いつも通りの1週間だった。

 

そんな報道あったっけ?

 

くらいの話だ。

あなた自身も、ほぼ忘れていたくらい。

 

そんな報道から1週間後の月曜。いつものようにデスクについて、今日のスケジュールを確認して、メールを開くと、

 

社長からの全社メール

 

題名は

 

【緊急】全社ミーティングの実施

 

本文

本日、17時より全社ミーティングを行う。全社員出席のこと。

 

社長から、直々の全社メール。しかもこの時期...。

 

間違いなく、例の報道に関することだよな...

 

顔をあげ、ほかの社員の顔を見渡すと、皆一様に、不安と苦痛の混ざったような顔をしている...

 

考えていても仕方ない。

とりあえず、営業に行こう

 

今日のスケジュールの1件目のホームセンターに向かう

 

営業中もどうしても夕方のミーティングが気になって集中できない。

 

とりあえず、注文はもらって次の営業先へ。

 

それでも腹は減る。

途中、行きつけのラーメン屋で、いつものラーメン定食

ラーメンに美味くもないライスと唐揚げ2個。

 

いつも美味いとは思わないが、今日はいつも以上に美味くない。

 

特にコメ!

なんだ?このコメは!コメ自体も炊き方も全然なってない!ウチの炊飯器を使えばもっと美味いご飯が食えるのに...

 

午後の営業も終えて、16時に帰社。緊急全社ミーティングまであと1時間。

とりあえず、仕事を片付けないと...

進みは遅く、時間が経つのが遅い...

 

それでも残酷に時間は進み、16:50。

 

みな、会議室に移動し始めた。あなたも足取り重く、大会議室へと向かうことに。

 

 

5. 緊急全社ミーティング

 

会議室に着くと、社長とその横にもう1人。40代くらいの自分と同年代のスーツの人が座っている。

 

本社のヤツか...

 

みな、気づいている。

 

アイツが我々を窮地に追い込む可能性があることを!

 

17時になり、社長が口を開いた。

いつもの社長の口調ではなく、慎重に言葉を選びながら、ユックリと話し出した。

 

社長の

みな、もう知っているとは思うが、日立グループは再編を進めることになった。

グループとして存続し、世界で戦った行くための前向きな戦略の1つと捉えて欲しい。

当社は日立グループの中でも中核を担い、利益も上げている。社員数も多く、グループ再編の中でも非常に重要な位置付けであると本社は考えている。

では、本社の意向を△△さんから説明してもらう。

 

△△さん

日立本社、グループマネジメント課長の△△です。

いま、社長からご説明頂きました通り、日立グループは世界で戦っていける筋肉質の体制にしていくため、グループ企業を再編することにしました。

 

まだ、本社でもどの子会社をどのように再編するか検討している会社もあるのですが、こちらは規模も大きく、再編にも相応の時間を要するため、早くから方向性が決まりましたので、今日はお伝えにあがりました。

 

今回の再編で、炊飯器メーカーである当社と、冷蔵庫メーカーのB社、電子レンジメーカーのC社を合併して、1つの家電メーカー子会社とすることになりました。

 

存続会社は売上規模の一番大きいC社となります。

 

すぐに皆さんの仕事が変わるということはありませんが、それぞれの強み、仕入れ、管理部門などを統合し、徐々に1つの会社として機能して行くようになります。

 

ですから....

 

は?統合?ウチの会社がB社とC社とくっついて、残るのはC社?

 

仕事はどうなる?

営業もリストラされるのか?

C社って確か他県だよな?転勤もあるのか?

 

オレはどうなる?

家族はどうなる?

どうすればいい?

 

 

6. いま、あなたがすべきこと

 

もちろん、上述したのはフィクションですが、

 

現実として起こりうることです!

 

そんなあなたがすべきことはただ一つ!

 

備えること!

 

具体的には、

 

今までの仕事の棚推し

あなたが積み上げてきたスキルやキャリアを棚卸しして、自分が出来る事、強み、売れるスキルを明確にしておく事!

 

まだ、人のリストラには踏み入れてきてませんが、統合、合併が起これば、

 

必ず余剰人員の整理にも着手する

斬られなくても、適材適所という程の良い言葉で、自分がやりたくもない仕事、部門に配置転換される可能性もある

 

我々サラリーマン・ウーマンはあらゆる可能性を排除すべきではない

 

だから転職も視野に入れて、いつでも動けるように、

 

いつでも自分を売れるように

 

まずは自分の仕事の棚卸しをしましょう。

 

不安は最悪の事態を想定して受け入れて対応する準備をする事でしか、なくなりません。

 

それでも不安が消えない方、今後のことを考えたい方、考えがまとまらない方、いつでも下記のプロサラ相談サイトからご相談下さい。

coconala.com

 

 

 

今日もお読み頂きありがとうございました!

 

以上、サラリーマン・ウーマンの悩みや不安を解消する!

併せて転職16回。サラリーマン・ウーマン達のコンサルタント

The Professional Salarymen

略してプロサラの阿部でした!