退職願は「いつ」出すべきなのか?3ヶ月前?1ヶ月前?2週間前?
今日もニュース記事を読んでいると、転職サイトのエン ジャパンが転職者に行ったアンケート結果がありました。
その中で気になったのが、
退職を決めた後に不安な点
- 次の職場が見つかるかどうか(58%)
- 次の職場でうまくいくかどうか(43%)
- 退職をいつ伝えるか(39%)
この中でも今日は
退職をいつ伝えるか?
についてお話ししたいと思います。
実際、あなたが会社を辞める決断をしました。
理由は、
こんな上司の下ではやってられない!
とか
こんなサービス残業ばかりの会社はダメだ!
とか
この仕事が合わない!
かもしれません。
辞める決断は自分でできますよね?
でも
辞めるには、どうしても通らなきゃいけない道がある
それこそが
退職願の提出
考えてみて下さい。
あなたが会社を辞める決断をしたとしたら、
いつ、会社に退職願を出しますか?
辞めると決断したら、すぐ出しちゃう?
転職先が決まってから?
退職願を出すには会社に決まりがあるの?
3ヶ月前?1ヶ月前?2週間前?今日でも良い?
ベストは就業規則に則って出すのが一番良いです。
が
法律上は2週間前に通知すれば良い
詳しくご説明します。
サラリーマン・ウーマンの悩みや不安を解消する!
併せて転職16回。サラリーマン・ウーマン達のコンサルタント
The Professional Salarymen
略してプロサラの阿部です。
1. 職業選択の自由
まず大前提として、我々日本国民は
職業選択の自由
を
日本国憲法
で
保障されてます。
知ってました?
40代以降の方は覚えてらっしゃいますかね?
かつてテレビCMで
職業選択の自由〜♫
アハハーン♫
ってのがありましたよね。余談でした。
日本国憲法 22条
①何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する
これ、とても重要です。
我々サラリーマン・ウーマンは
現社を辞め、他の会社で仕事する!ということを憲法が保障してくれている!
ということを覚えておきましょう。
2. 退職願を出すのは、転職先を決める前?決めた後?
ここを悩まれる方が多いですね。
相談者さんにも多くいらっしゃいます。
もしかしてあなたも、
今の仕事を続けながら転職活動するのは大変
とか
なんか、次の会社決めてから辞めるって、今の会社に悪い気がして...
なんて、思ってますか?
結論から言いましょう。
原則としては、サラリーマン・ウーマンを続けるのであれば、転職先の内定を取ってから退職願を提出する
原則と申し上げたのは、例外もあります
ハラスメントなどを受けて心に擦り切れそうな人、心が潰れそうな人
は、待っていられません。
即辞めでOK。
じゃあ、なぜ次が決まってから退職願を出すべきなのでしょうか?
理由は2つ
① 退職してしまうと、あなたの市場価値が下がる。
なぜ下がると思いますか?
あなたは、スキルを持っているし、色々な経験をして来ましたね?
そんなあなたでも、退職してしまうと市場価値は落ちる。
なぜなら、
無職だから
なぜ転職するのなは理由を答えられますが、なぜ無職なのか?って答えづらいですねー。
無職って転職市場では良い状況ではないんです。
② 転職活動が長引いた時、金もなくなり心も疲弊する
もし、転職活動が長引いて、半年、1年、転職できなかったら焦りませんか?
経済的にもそうですが、人は弱いもんで転職活動が長引くと
オレって...そんなに市場価値ないのか...どこもオレを雇ってくれない...
みたいな、ネガティブな感情に落ちていきます。
金はなくなるし、自分の市場価値も疑ってしまう。
すると、どうなると思いますか?
どこでも良いから、働けるならと内定を出してくれた会社に飛びつきます。
その会社が少々ブラックであるとわかっていても!
そして半年後、
再度、転職
になりかねない。
なので、
退職願を1日でも早く出したい気持ちはわかりますが、書きしたためておいても、退職願を提出するのは転職先が決まってからにしましょう
3. さあ、内定を取りました!いつ出す?
おめでとうございます!
苦労の甲斐あって、内定が出ました!
いやー、本当に良かった!
じゃあ、最後の一手
退職願を現社に提出しましょう
でも、いつ出せば良い?
内定先からは、退職日が決まったら教えてくれと言われてるけど...
そんな時は、まず就業規則を確認しましょう!
就業規則には、退職願はいつまでに会社に提出しなければならない、と書いてあります。
最も無難なのは、
就業規則通りに出す
一般的な就業規則は1ヶ月前
になってると思います。
であれば、1ヶ月前には提出した方が良いです。
それより短いと就業規則違反と言われる可能性も0ではないので。
就業規則がない場合も、出来れば退職予定日の1ヶ月前くらいには出しておいた方が無難でしょう。
ただ、
どうしてももっと早く辞めたい!
という理由があるようでしたら、
民法上は2週間前に通知すれば良い
と解釈されているので、良くはないですが、
口頭で2週間後に辞めまーす
と言えば法律上は辞められるのですが、逆にメンドクサイことになりかねないので、あまりオススメはしません。
退職はデリケートなことであり、中には就業規則で退職願は3ヶ月前に出せ
とか
会社の承認を得る
とか書いてあるものもあります。
判断に迷われたら、下のプロサラ相談窓口からご相談下さい。
今日もお読み頂きありがとうございました!
以上、サラリーマン・ウーマンの悩みや不安を解消する!
併せて転職16回。サラリーマン・ウーマン達のコンサルタント
The Professional Salarymen
略してプロサラの阿部でした!