サラリーマン達のコンサルタント The Professional Salarymen

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プロフェッショナル サラリーマンのその後⑤ 転機編

後日、あらためて元上司と会って話をした

 

彼は釘を刺すように、

 

前にも言ったけど、確かにお前の気質・職制にあった仕事だとは思うが、

 

結構、キツいぞ

それでも行きたいのか?

 

 

 

はい、やらせて下さい

 

わかった。

あまり細かい条件はない。

条件は

 

年収〇〇円

All In

だ。

 

All Inということは、

現地でのアパート代なども全部年収に含まれる

 

これは少し想定外だった

アパート代はもとより、もう少し厚遇されると思っていた

 

この年収でベトナムに一人赴任して、アパート代自腹で、やって行けるのか?

 

そもそも、ベトナムの物価とか税金って、どれくらいなんだ?

 

提示頂いた年収でやっていけるのか、調べさせてもらっても良いですか?

 

構わないよ

 

と言われたので、その日は切り上げて、

ベトナムの物価や税金を調べてみた

 

調べて驚いた

 

ベトナムは個人所得税がメチャクチャ高い!

 

シンガポールは個人所得税はかなり低いがその分、物価が高いのは知っていた

 

ベトナムは真逆で

 

物価は安いが税金が高い

 

まともにやってたら、とてもじゃないが生活出来ない

 

色々計算した

元上司にも相談した

 

そんなん知らんよ

この年収で行くか行かぬか

お前次第だ

 

この辺から

サラリーマンとしての自分の甘さを削ぎ落とすことになっていく

 

これは普通のサラリーマンが受ける仕事ではない。

 

ほぼ、業務委託に近い形で、

金は給料としてもらえるだけ

 

ベトナムに詳しい税理士を探した。

ちょうど当時の事務所に近いところに、ベトナムでも仕事をしている税理士を見つけた

 

相談した

 

さすが、現地に詳しいプロ。

なんとか生きていけそうな算段があった

 

自分の報酬や生き方も含めて、

全て自分で決めて戦って行かなければならない

 

今までのサラリーマン生活は

会社から提示される給料、社会保険、交通費などなども

最初の給料額面を交渉するだけで良かった

 

でも、これからは違う

 

全て自分で考えて、道を探して、乗り越えて行かなきゃならない

 

誰も助けてはくれない

自分で決めなきゃならない

 

しかし

こんな決断はまだまだ序の口であることを、

当時の自分は全く知らない

 

実は半ば諦めていた

どう考えても自分の知識と経験の中では、この年収では生活が成り立たないと思っていた

 

税理士に話を聞いて、首の皮一枚繋がっただけだ

この条件を元上司とホテルが呑んでくれるか

 

元上司に連絡した。

とりあえず、ホテルのオーナーとの面談日程を取る

とのことで、面談日時を決めた。

 

最終面接の日がやって来た。

 

折れない心

負けない精神力

立ち向かう勇気