サラリーマン達のコンサルタント The Professional Salarymen

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生産性向上のために"無駄な時間"を削ってはいけない Yahooニュース

仕事が合わない、会社が合わない、スキルを磨きたい、キャリアを上げたい!

そんなサラリーマン達のコンサルタント

The Professional Salarymen 略してプロサラの阿部です。

 

今日もYahooニュースから現代サラリーマンを見て行きましょう。

 

今日のニュースはこちら。

 

headlines.yahoo.co.jp

 

星野リゾートの星野社長へのインタビューによる記事なのですが、

 

これが、オモロイ

 

チョッとビックリしました。

 

現場から見ているとなかなか生まれて来ないような発想が、経営目線、俯瞰によって見えることはあるのだなと感じる記事です。

 

人事関連に興味がある方はご一読をお勧めします。

 

今日は私見よりも、星野社長の人事方針を記事からピックアップしてお話しますね。

 

まず103年間操業している、星野温泉旅館。家業を継続させようという気質からホテル業の根幹となる「社員」に対しての取り組みを語っている。

 

雇った社員になるべく長く働いてもらうためには、

 

社員のモチベーションをいかに維持するか

 

が重要ポイント。

 

口説いて入社してもらっても1年や2年すると社員が辞めていく。90年代は獲得した社員が、いかに働き続けてくれるかを考える日々だったらしい。

 

社員のモチベーションを維持するために考えたのが

 

給与や休日の日数だけでなく、毎日の仕事を楽しくすることからモチベーションが生まれるはず

 

という発想。これ、私見ですがとても大事。当たり前のことなんです。でも、この当たり前のことを知っていないと、単なる押し付けになってしまうと個人的には思います。

 

毎日の仕事を楽しくするためには、

 

先ず人間関係をフラットにしなくてはならない

 

人間関係をフラットにするには呼び方から変えないといけない。総支配人もマネージャーも社員も、誰もが「名前にさん付け」で呼び合うことにした

 

そして、

 

人間関係をフラットにするには、星野一族の特権階級を打破することが最大の問題だった。同族会社はどうしても一部が特権階級になりがちなので、先ずは身内の既得権を排除しなくてはならなかった。

 

私見ですが、

身内に大ナタを振るうのってかなり強烈ですよね。ワタクシも上場準備会社に勤めたとき、なんども社長や経営陣に既得権益は切って下さい、同族、縁故取引は切って下さい、と申し上げ、それが出来たところが一歩、上場に近づける。出来ないところは鼻から上場なんぞ出来ません。

どうしても、人間は既得権益に抱きつく。それをトップ自ら排除したからこその、フラットな人間関係構築なのでしょう。

 

そして、モチベーションを最重要指標としたとき、育成ではモチベーションが上がるとは限らない。

 

星野リゾートでは

 

育成よりも発揮

 

を重んじている。

 

学びたい人は学んでもらって結構なのですけれど、学びたくない人を育成しようとするとモチベーションが落ちてしまうからやめたほうがいい。

 

そもそも育成の前に、個々人が持っている能力を100%出せているケースが少ない。たいてい、10ある能力の6くらいまでしか出せていない。教育が10を15に伸ばそうと行われるものだとすれば、まずは10を出し切ることから始めるべき。

 

いまの本人が得意としていることを出してもらって、それを会社としても評価できればモチベーションにつながる。

 

つまり、育成よりも発揮。

 

そして、当人に学びたいことができたときは、積極的にその機会を与える。

 

私見ですが、

 

この発想がスゴイ。驚いた。

どの会社も社員を育成することに重きを置きますよね。でも、星野社長は違うんです。

 

無理に育成するとモチベーションが下がる。だから、

 

今ある能力を100%発揮させることに重きを置く。

 

そして、モチベーションを維持するために考えているもう1つの取り組みが、

 

無駄な時間こそ大事 

 

生産性や効率を上げようとする際に削られがちな「無駄な時間」こそが大事だと考えている。それがスタッフのモチベーションに貢献していたり、お互いを理解するコミュニケーションにつながっていたりすることもある。

 

大事なのは

 

「必要である『無駄な時間』は何か」をきちんと定義すること

 

です。生産性向上や効率化であらゆる時間を削ってしまう中に、必要な無駄が含まれているとすれば、それがきっかけで社員が退職してしまうかもしれない。

 

それも全て、社員のモチベーションを軸に要素を考えれば明らかです。

 

無駄話やコミュニケーションが相当にモチベーションに効いているのであれば、その最適化を考えたい。

 

特にサービス業においては「必要な時間」を定義し、それをもって生産性向上を体現できる組織であることが大切だと思う

 

そして、最後に社長としての役割を2つ述べてらっしゃいます。

 

フラットな組織を作るために私が担う役割は大きく2つです。ひとつは、事業拠点が増えているなかでも、その組織文化を維持すること。もうひとつは、すでに行われている活動から「やめるもの」を明確にすること

 

新しくやりたいことはたくさんあるからこそ、小さなものをやめてリソースを配分できるかが重要です。

 

 私見ですが、

 

リソースを再分配するために、やめることを明確化する。

 

っていう発想ね。そりゃ、限りある人的リソースを最大限発揮するには、何かをやめて新しいもの、他のものに回すしかない。

 

もう出勤時間なので中途半端かもしれませんが、

 

働き方改革ってのは、こういったことを考えて既存の働き方に対する考え方を変えて行くことなのではなかろうか

 

と思ったプロサラ阿部でございました。

 

今日もお読み頂きありがとうございました!

働き方に不満、不安がある方も是非、ご相談下さい!

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以上、仕事が合わない、会社が合わない、スキルを磨きたい、キャリアを上げたい!

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The Professinal Salarymen 略してプロサラの阿部でした!