正しい? 傲慢? 給料を1円も増やさない絶好調ベンチャー社長の「論理」 Yahooニュース
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The Professional Salarymen
略してプロサラの阿部です。
今日からまた、Yahooニュースをプロサラの視点でお伝えします。
今年最初のYahooニュースはこちら。
人事コンサルタントの平康先生の記事ですね。
記事で取り上げられている方は、
・中堅企業の営業5年目の方 (30歳くらい?)
・現社では40歳で年収800万が関の山
・大企業への転職を考えた
・あるベンチャーの社長と知り合い、熱く語られ、そのベンチャーへ転職
・2年間給料が上がらなかった
・3年目になるときに確信したんです。ああ、この人、給与増やす気ないんだって。利益を総取りする気しかないんだってわかった瞬間に冷めて転職を決意
さて、この方の転職ストーリーに関して、記事では平康先生がお考えになる資本の論理で展開なさってます。
記事は記事で参考になさって下さい。
ワタクシの私見を少し書かせて頂きたいと思います。
まず、
この人、何をしたくてベンチャー行ったの?
ここが最も重要なポイントではなかろうかと思っています。
転職する動機は人それぞれです。
・自分を試して、もっと幅広い業務をしてみたい
・金が欲しい
・特化したスキルが欲しい
・キャリアを積みたい
・この人の力になりたい
・この人の下で働きたい
転職の目的を明確にした上で、自分の夢や理想を現実にしてくれる企業に転職する
これがベースです。
まず、この方は転職の目的が自分でもよく分かっていない。
記事を読むと、
“当時の僕は中堅企業の営業5年目で、社長賞も何度もとっていて自信もありました。ただ、その会社だと40才でせいぜい年収800万円にまでたどりつけたら御の字だなぁということも見え始めていました。だから大企業への転職を考えていた”
だから、とは?
金を稼ぎたかったの?
“今の会社では結果を出せているけれど、もっと活躍できる場が欲しい、という話をした”
もっと活躍できる、評価してくれる会社で働きたかったの?
“ああ、この人、給与増やす気ないんだって。利益を総取りする気しかないんだってわかった瞬間に冷めて転職を決意しました”
え?やっぱり金を稼ぎたかったの?給料あげたかったの?
転職した目的の優先順位は
・給料アップなのか?
・活躍できる場なのか?
そして、やはり給料アップが目的だったのであれば、
なぜ、入社前に給料に関することを社長と握っておかない?
日本人って、給料の交渉がタブーだと思っている人とか、良くないんじゃないかと思っている人いますよね。
そりゃあ、面接で給料の話ばかりするのはダメですよ。それはこちらの都合です。デモですよ、
転職の目的である事項を自分で確認しないで、利益は社長が総取りって考え方は違うんじゃないかなと。
だって社長は、既に身銭を1億円会社に入れてるかもしれない。借金も数千万sるかもしれない。
社員は、その社長が調達した資本でモノを作り、営業して売って、利益を得ているのかもしれない。
資本の論理から言ったら、社長はまず投下資本の回収を図り、また何処かで次のステップや業容拡大時に資本を投下するのかもしれない。
仮定の話ばかりで恐縮ですが(記事だけでは何が確定事項なのか良くわからない)、
記事の転職者さんが、こに会社で高給取りになりたかったんだったら、固定給の他に、インセンティブで自分の売上の5%を賞与としてくれ、とか、成績に見合ったストックオプションを付与してくれ、とか、いくらでも交渉できたでしょうし、望めたでしょう。
そうせずに、社長や会社の裏事情もわからず、自分の給料上がらなかったから辞めたってのは、チョッと筋が違う気がするんですね。
まあ、ワタクシも若かりし時は、結構身勝手な転職もしたので、偉そうには言えないんですが(笑)
特にね、これも私見ですけど
ベンチャーに給与のベースアップや賞与を求めても、厳しい
と思うんですよ。
ベンチャーは資本も脆弱で競争力も弱い。それでも、スピードと情熱と知恵と勇気で大企業を相手にしたり、ニッチなマーケットに一気に仕掛けたりするわけです。
それはベンチャーの強みですが、やっぱり
明日吹っ飛ぶ可能性は、中堅企業や大企業と比較にならないくらい高い
そんな会社が、利益が出たから賞与をバンバン出して、売上伸びたからって昇給バンバンして、いざ勝負って時に金がなくて勝負が出来ないなんて、笑えないですよ。
銀行から金借りろって思うかもしれませんが、そんな状態のベンチャーに金を貸してくれる本当の銀行が日本にどれだけあるか。大半は、並にように引いていく。
今回の記事の転職者さんは、転職の目的が良くわからず、もし給料を上げたかったり、金が欲しかったのであれば、それは社長に伝えて、やった分を貰えるようにすれば良かったってだけの
ミスコミュニケーションによる転職の失敗
だったのではなかろうかと。
待ってればくれるだろうとか、言わなくてもわかりだろう、じゃあ
次の転職でも同じことが起こってもおかしくないですね。
平康先生が仰る資本の論理以前のお話だとワタクシは理解しました。
転職は
・何のために転職するのかを考え
・そしてその夢や理想が叶う会社に転職すべき
とプロサラではアドバイスしています。
今年、転職をお考えの方もご相談下さい。
今日もお読み頂きありがとうございました!
以上、仕事が合わない、会社が合わない、スキルを磨きたい、キャリアを上げたい!
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略してプロサラの阿部でした!